完成間近!!「繕い住み継ぐいえ」vol3-柔らかい光の操作-

「繕い住み継ぐ家」解説3回目は光について。27畳あるLDKの南側には庭に面する大きな開口部があります。開口部は長さ7.24M高さ2.0Mあり庇が夏の強い日射を遮りながら冬は十分なダイレクトゲインが期待できますがやや強い採光を仕上げ色で調整し柔らかい光を室内に拡散すべく壁の色は白よりベージュを、天井はさらに濃いグレーを選択しました。

白天井に比べ部屋の奥側に柔らかい光が生まれ廊下のさらに先の洗面洗濯室天井に光が届いている。

さらに南側開口部には障子を設えている。

縦桟障子の下部桐板を使用

障子の役割は介した光を柔らかく室内に拡散しつつ同時に開口部の熱損失を軽減させる役割もあります。また障子を戸袋に引き込み格納する事により開口部を全開できる工夫もしています。

空間とは光の産物です。その光を操作するとは大層な命題ですが挑戦は続きます。写真からは伝わりにくい柔らかな光を是非体験しに見学会にお越しください!!