農ある暮らしを目指して その2

「畑付き中古住宅の探し方」

 私達は「自ら耕し育てたモノを食す喜びは暮らしを豊かにしてくれる」をモットーに子育て世代の皆様に向けて生活圏内で「畑付き中古住宅のリノベーション」をご提案するべく先ずはその旗艦店となる農家レストランの工事を始めました。物価高の影響もあり新築建売住宅の取得も難しくなっている中延び延びとした暮らしをご提案したいと考えているわけですがそもそも生活圏内(市街化区域でなく市街化調整区域内を限定)で「畑付き中古住宅」をどうやって探すのか?方法は以下の3つ。

1。市街化調整区域内で昔から存在する空き家を探す

2。農協不動産部に相談する

3。まずは農家になる

1.市街化調整区域内で昔から存在する空き家を探す

長野市は昭和46年1月28日に都市計画法における区域区分の決定がなされました。それ以降の開発行為は厳しく制限されておりますがそれ以前から存在していた住居は「既存宅地」と認定され農家でなくても居住(建て替え)可能なのです。畑の中にポツンと立つ住居は大体が既存宅地か分家住宅であり子育て世代が農ある暮らしを求めて住まいを取得するならば既存宅地をオススメします。

2.農協不動産部に連絡して情報をもらう

農協さんは農家との接点も多く農家の事業承継の相談や相続の相談も受け付けているので、「畑付き中古住宅」の情報をお持ちです。長野市郊外の生活圏内にある地域で理想とする「畑付き中古住宅」を見つけたら相談してみてはいかがでしょうか。

3.先ずは農家になる

生活圏内で畑が連続している場所には必ず古い集落が近接しています。我々はそんな物件を「畑付きの中古住宅」と呼んでいる訳ですが売買物件として出回っている情報は余り多くありません。そんな時は先ずは農家になることから始めると情報が集まってくるかもしれません。(実は私も農家資格を取得しました)農家になるための詳細は次回ブログにて記しますが意中の農地が見つかりましたら農地ナビで地目や面積などを調べ情報を集めてから農業委員会に相談すると地主さんと繋げてくれたり他情報も案内してくれます。余り知られていませんが2023年4月に農地法の大改正により「下限面積の撤廃」が決まりました。それまで農家資格を取得しなければ農地を買えませんでしたし面積も50a以上とハードルが高かったのですが下限面積が撤廃された事により農家になる為のハードルは下がりました。

「畑付き中古住宅」を探すために「農家になるって?」そこまではちょっとハードルが高いと思われる方もいらっしゃいますがそれほど難しくはありませんし不明な点は弊社にお問い合わせください。ということで次回は書ききれなかった「農家資格取得の方法」につきまして記していきます!!