農ある暮らしを目指して その5

畑は土づくりから始まるのだが我々は、、、

 「何を育てるにも先ずは土づくりから」と言うのは百姓の基本でしょう。我々がこの4月に譲り受けた2反歩弱の田んぼと畑は2年間耕作をしていなかったので先ずは伸び放題の草刈りから始めている。1田んぼは稲刈りを終えた冬前と春が来る前にそれぞれ田おこしをして田植えに備えるのがこの辺りでは基本のようだが我々はそれを行なっていないので今季の稲作は諦め来季のために学びながら準備していきたいと思っているのですが畑の方はとにかくお気に入りの野菜を植えてみようと考えている。

平場とは異なりやや傾斜している畑の草刈り。大きな石があったり凸凹しているので作業は大変だが南斜面で日当たりもよくロケーションがとてもよいので気に入っている畑です。遠くに見えるのは田子池。

草刈りもそこそこに苗の入手の準備をする。野菜を植え付ける際ベテランは昨シーズンの味形ともに良い野菜の種を保存しておき春先に苗床に入れ発芽させ苗を畑に移すのだが我々は何しろ初めて!!苗屋さんに行って気に入った苗を調達してきた。下は地元で評判の「至誠堂 豊田種苗店」の様子。

野菜に果樹、しかも珍しい品種の苗を揃えている老舗だけに大勢の人が訪れていた。品揃えが豊富で色々目移りするわけですが我々の狙いは2つ「ボタンコショウ」と「福耳トウガラシ」。いつも純子さんの実家からもらっている馴染みの野菜だが「ボタンコショウ」は「信州の伝統野菜」に選ばれているのだ。

最近はボタンコショウを育てる為の準備のため情報を集めているのですがそうこうしていると6月中旬2の植え付け時期が間も無く、、、今度の日曜日は草刈りした畑を耕運機で起こし肥料を撒こうと思っています。

  1. 平場であれば手押しの草刈りで2反歩を半日程で刈れるが畦や法面は手押し草刈りでは刈れないためビーバーで刈り取るがこれがなかなか大変。足元が安定しない中を踏ん張りながら登ったり降りたり、、、、今は良い道具があるそうなのでよく検討するべし。 ↩︎
  2. ボタンコショウの定植時期は4月中旬から6月中旬のようです。 ↩︎